子供のうちにモリウチムシに刺されれば大人になってからヴァルードに殺されずにすむ
子供のうちにモリウチムシに刺されれば大人になってからヴァルードに殺されずにすむ
(こどものうちにもりうちむしにさされればおとなになってからう゛ぁるーどにころされずにすむ)
小さな失敗から学んでおけば、大きな失敗をせずにすむ、の意。
ザヴァール族に伝わる教訓。
訳注
モリウチムシ:前脚をモリのように突き出し、獲物を捕らえる大型の虫。虫とはいえ、下手な扱いをして攻撃されれば、皮膚に穴が空くくらい、鋭く力強い。子供のうちに、モリウチムシで痛い思いをしておけば、大人になってからも、ヴァルードなどのような危険な動物を侮って、下手に刺激して殺されるようなことにはならない、という教え。
ヴァルード:巨大な牙と敏捷な動きで恐れられる大型の肉食獣。
参考文献
『生物種類別ことわざ辞典「モリウチムシ」』(ディレル・アーティ)
『生物種類別ことわざ辞典「ヴァルード」』(ディレル・アーティ)
類義:「ボフリに遭遇する前にリディンに噛まれよ」(レクール族)
類義:「大事な子にはグムーヴを触らせよ」(パディア)