ラヴェニールことわざ辞典

ある世界のことわざや格言、慣用句などを紹介しています。

2021-11-14から1日間の記事一覧

クルグ狩りの武勇伝

クルグ狩りの武勇伝(くるぐがりのぶゆうでん) 侮蔑されていると気付かないで自慢話をすること。 クルグ(※1)は巨体ではあるが、非常に穏やかな生物なので、狩っても「武勇伝」になどならないどころか、己の野蛮さを喧伝することになるだけである、の意か…

小魚を銛で仕留める

小魚を銛で仕留める(こざかなをもりでしとめる) やりすぎを戒める言葉。適切な手段を用いよ、という意味でも用いられる。 銛で小魚を仕留めるのは(的が小さ過ぎて)非常に難しい上に、仕留めたとしても、労力に全く見合わないことから。 類義:「ボフリの…

飛べることを誇る鳥にはなるな

飛べることを誇る鳥にはなるな(とべることをほこるとりにはなるな) 当たり前のことで威張るな、の意。 竜鳥騎手の育成、竜鳥の調教など、竜鳥(※1)で有名なジュズリードの言葉。 面白いことに、ニール族でも、全く同じ言い回しの言葉がある。ただし、意味…

ムーフィに毛布

ムーフィに毛布(むーふぃにもうふ) 意味の無いこと。過剰なこと。余計なお世話。 ムーフィ(※1)は分厚いフカフカの毛皮を持った動物であるため、毛布など不要であるという意から。 もっとも、実際にはムーフィも真冬に毛布があれば好んで潜りこんだり身を…

レムンを蹴るべからず

レムンを蹴るべからず(れむんをけるべからず) 相手が弱そうに見えても背後に誰がいるかわからないから手を出してはいけない、の意。 レムン(※1)を脅したり攻撃したりすると、共生関係にあるレルン(※2)という巨大な動物が激怒して襲ってくることが由来…

レルンの怒り

レルンの怒り(れるんのいかり) 他者のために怒ること。 この「他者」は身内ではなく、それなりの「距離」があるというニュアンスがあり、「家族」や「親戚」の場合には使わない。 レルン(※1)は、普段は穏やかで人間にもよくなつき、粗暴な人間が蹴飛ばし…

レルンをレムンでおびき寄せる

レルンをレムンでおびき寄せる(れるんをれむんでおびきよせる) 一見、効果があるようだが、実は最悪の方法のこと。 レムン(※1)を使ってレルン(※2)をおびき寄せることはできるが、その後、怒り狂ったレルンにズタズタにされてしまうことから。 もっとも…

薄氷を爪先立って歩く

薄氷を爪先立って歩く(はくひょうをつまさきだってあるく) 慎重ではあるが、やり方が間違っている為に、かえって危険な状態に陥ることのたとえ。 薄い氷の上を歩く際に、氷を割ってしまわないよう慎重に静かに歩こうとして爪先立ちをすると、体重を爪先に…