クルグ狩りの武勇伝
クルグ狩りの武勇伝(くるぐがりのぶゆうでん)
侮蔑されていると気付かないで自慢話をすること。
クルグ(※1)は巨体ではあるが、非常に穏やかな生物なので、狩っても「武勇伝」になどならないどころか、己の野蛮さを喧伝することになるだけである、の意から。
訳注
※1 クルグ:水棲の大型生物。海草食の種が多いが、リディンなどを好んで捕食する種もいる。クルグ類はいずれも穏やかな性質で、人間にとって危険な種はおらず、また、人なつこく、一緒に遊びたがるので、ダイバーなどに絶大な人気を誇る。
参考文献
『生物種類別ことわざ辞典「クルグ」』(ディレル・アーティ)
『ことわざから辿る人禍』(人禍記念博物館)
類義:「レルン殺し」(セレンディール文明)
類義:「レルン殺して賛辞を望む」(セレンディール文明)
類義:「愚勇伝」(レヴァーク)