飛べることを誇る鳥にはなるな

飛べることを誇る鳥にはなるな（とべることをほこるとりにはなるな）

当たり前のことで威張るな、の意。

竜鳥騎手の育成、竜鳥の調教など、竜鳥（※1）で有名なジュズリードの言葉。

面白いことに、ニール族でも、全く同じ言い回しの言葉がある。ただし、意味は少し異なる。ニール族のほうでも大まかな意味は同じだが、「当たり前のこと」の対象範囲が限定されており、「専門知識および技術を持った人」に対してのものとなっている。つまり、自分の専門分野のことを他の分野の人が知らないからといって見下すな、の意となる。

訳注

※1 竜鳥：リズディール類などの、「人間が騎乗する」ことのできる超大型の飛行生物を総称して「竜鳥」と呼ぶ。「騎乗対象」としてではない場合、「ジュズリードアカガミリズディール」のように、種名で呼ぶことが多い。

参考文献

『ニール族の言葉』（エアル・メレディー）

類義：「能力の低い職人は素人相手に威張る」（レスターン）

対義：「達人ほど、自らの能力を低く見る」（レヴァーク）